足りなかったスキルを得て、
不安が充実感に変わった

川窪 愛菜

営業部 川窪 愛菜

大学卒業後、大手証券会社にて個人向け営業を約3年間務める。2021年7月にラクスパートナーズに入社。新規クライアントへの営業を経て、現在は既存クライアントをフォローするコンサルティング営業に従事する。

仕事とプライベート両方の将来を考え、
当社を選んだ

証券会社からラクスパートナーズへ転職した経緯から教えてください。

転職を考えたのは、自分の営業力や将来に不安を覚え始めたからです。

前職時代には、個人のお客様とゼロベースで信頼関係を築き、資産運用のお手伝いができることにやりがいを感じていました。

その一方で、個人向けの営業では「いかにお客様の懐に入り、仲良くさせていただくか」に重点を置くため、「課題を掘り下げ、解決策を考え、提案する」という営業としての本質的なスキルを身につけられているのか、正直不安がありました。

加えて、コロナ禍の影響もあり、金融取引のオンライン化が急激に加速していったため、対面による関係づくりやコンサルティングは将来的にどうなるのかと、これからのキャリアに不安がかげりはじめたのです。

自身の成長と業界の将来性を求めたのですね。

そうです。

ラクスパートナーズの営業が手がけるのは、エンジニア派遣。つまり「人」。お客様とエンジニアの間に入り、双方の要望や悩み、課題などを掘り下げ、双方にとって価値のある課題解決をもたらすことができます。そこには私に足りなかった本質的な営業力が必要であり、私も身につけたいという意欲が掻き立てられました。

あわせて、前職では全国転勤が前提だったのですが、今後の結婚、出産、育児などのライフイベントを想定してキャリアを考えると、転勤がなく腰を据えられ、かつ残業が少なく、休日・休暇や福利厚生が手厚い会社で働きたいという気持ちも強くありました。

このように公私の将来を考えて選んだのが、ラクスパートナーズへの転職だったのです。

人の間に立つ難しさ。
だからこそ、喜びも大きい

入社後はどのような役割を担っていますか?

入社してから9カ月間、新規クライアントに向けて当社エンジニアの派遣を提案する新規営業を経験し、その後、すでに当社エンジニアが常駐しているクライアントをフォローする、既存クライアント向けの営業を行っています。

どのようにフォローしているのですか?

お客様・エンジニアの双方と毎月定期的に面談する場を設けています。

お客様からは当社エンジニアに関する意見・要望などを伺い、必要に応じてエンジニアにフィードバックして改善を促します。あわせてプロジェクトや人員体制の状況、今後の開発の動きなどをヒアリングし、新たなエンジニアの提案につなげています。

エンジニアとの面談では、お客様の声をフィードバックすることに加え、自社のキャリアサポートチームと連携のうえ、仕事内容や職場環境、人間関係、残業などの状況について確認します。その内容次第で、お客様に対して職場環境やチーム編成などの改善を依頼することもあります。

間に立つというのは難しくもある反面、やりがいも大きい?

人は感情の生き物ですから、一筋縄ではいかない難しさとも隣り合わせです。

だからこそ、私の提案やフォローをきっかけに、「いい人材に来てもらえて、開発チームが活性化しました」「次のキャリアにつながる経験ができています」と、お客様・エンジニア双方に喜んでもらえると、この仕事の魅力を強く感じます。

条件面の照合だけでないマッチングに、
介在価値がある

日頃から意識していることはありますか?日頃から意識していることはありますか?

お客様・エンジニア双方の今後を考え、ベストな選択をサポートするということです。

例えば、あるITサービス企業で働く当社エンジニアから、「新たなプロジェクトへステップアップしたい」という相談を受けたとき。

その方は非常に成長意欲が強く、お客様から高い評価を得ていました。担当営業として売上数字だけを求めるなら、エンジニアを説得して現プロジェクトで稼働し続けてもらうほうが賢明でしょう。でも、それではエンジニアのステップアップにつながらず、モチベーションが下がりかねない。お客様にとってもいい選択とはいえなくなってしまいます。

そこで、川窪さんは双方にとってのベストを選んだと。

はい。私はエンジニアの希望を叶えられるよう、お客様にその旨を丁寧にお伝えしました。頼もしいことに、お客様とエンジニアの間で信頼関係ができていたこともあって、「ラクスパートナーズのエンジニアさんを信頼していますから、後任の推薦をお願いします」と言っていただき、ご納得のうえで後任エンジニアをアサインできました。

後日、新たなプロジェクトで開発に挑むエンジニアと顔を合わせた際、「力になってくれてありがとう。今のキャリアがあるのは川窪さんのおかげです」と充実感に満ちた表情で言ってくれて、感無量になったことを覚えています。

課題解決力を磨き、
ITの最前線にも触れながら成長

濃密な経験を重ねてきた3年目の今、自身の成長についてはどう感じていますか?

お客様・エンジニアの考えや希望、悩みごとなどは千差万別ですから、営業として双方の視点に立ちながら、対応の仕方や寄り添い方などを考える必要があります。くわえて、双方の意向を優先しながらも、営業として数字への意識を持つことも重要です。

そうしたさまざまな視点を加味する必要があり、ケースバイケースで最適解を考え、実践し、改善を重ねていくのが当社の営業職。本質的な課題解決力を磨き続けている手応えがあります。

金融からITへ転身した当初は、戸惑いもありましたか?

初めて聞く用語が多く飛び交い、戸惑いばかりでした(笑)。

でも、営業の先輩・同僚も、エンジニアの皆さんも、ほとんどがIT業界未経験から当社に転職しているので、「何をどう学べばいいか」を体験談を交えながら教えてくれます。

また、エンジニアとの距離が近く、いろいろと質問できることも当社の魅力です。私もエンジニアの皆さんに技術や現場の仕事などについてあれこれと聞き、プロジェクトの最前線で培った知識や考え方を吸収することができました。

「人」を通じて知識を広げてきたのですね。

はい。社内だけでなく、お客様から貴重な情報を得ることも多いです。

当社のクライアントは自社でIT・Webサービスを手がけている企業が中心で、プロジェクトリーダーやマネージャー、時にはCTO(最高技術責任者)の方と商談する場面もあります。トレンド技術やITサービスの運用、今後の見通しなどについてお聞きする機会に恵まれ、興味が尽きないです。

入社3年目からリーダーを担当。
公私ともに充実した毎日

ラクスパートナーズの社風については、どう感じていますか?

社員の意見・アイデアに耳を傾け、いいモノを積極的に取り入れる社風があります。その動きが非常にスピーディで、会社の成長にダイレクトに貢献する実感を得やすいです。

例えば、私が入社して早々の頃。営業とエンジニアが定期的に集まり、情報や意見、考えなどを共有し合える場をつくろうということになり、私が議題を考え、進行する役割を担いました。私は案件の事例共有や新技術の発表会などを企画し、入社1年目から仕組みづくりにも参画するやりがいを味わうことができました。

3年目の今は早くもリーダーとしてメンバーの育成・管理を担い始めていますよね。

リーダーとしての取り組みはまだ始まったばかりなので、これから新しい成長に挑んでいきたいと意気込んでいるところです。

プライベートとの両立はいかがですか?

入社前に聞いていたとおり、ラクスパートナーズでは時間内に効率よく成果を出すというスタイルが浸透していて、私も残業をほとんど行っていません。もちろん休日出勤は一切なく、有給休暇も自分でスケジュールを調整して気兼ねなく取得できています。これからも仕事とプライベートのどちらも大切にしながら、キャリアを伸ばしていきたいと思います。